アーティスト
工芸品の背後にある職人たちの手。

HARA Minoru | 原 稔
県
京都
陶歴
スタイル
父・原清和に師事し「清晁」の号を持つ京焼・清水焼の作家様です。京都府知事賞を1996年・2003年の二度受賞した実力者でもあります。銘窯会の一員として受け継ぐ清和陶苑の技に独自の感性を重ね、日常の中に品格を宿す器を生み出している。金彩三島など伝統技法を現代の感覚で昇華させたその作品は、まさに「日常の中の非日常」を体現し、使う場を静かに格上げしてくれます。
HASU Yoshitaka | 蓮 善隆
県
三重
陶歴
スタイル
1979年に伊賀上野に高樋窯を開く。固まった粘土の塊を外から成形しながら内部を彫り出す「くりぬき(Kurinuki)」の技法を一貫して用いています。自然灰釉と鉄の組み合わせが生む複雑なテクスチャーと窯変が見る角度ごとに表情を変えてくれます。東京のレストラン「銀座 小十」(2026年ミシュランガイド2つ星)「奥田」や、京都リッツ・カールトンにも作品が採用されています。
HIROSAWA Yoko | 広沢 葉子
県
山梨
陶歴
スタイル
東京ガラス造形研究所を修了後、米国・欧州各地での国際交流を重ね、GASカンファレンス出展や銀座和光・高島屋など一流の舞台でその名を確かなものにした宙吹きガラス作家様です。孔雀の羽を思わせる曲線美とガラス越しに揺れる光の静謐さが共存する作品は、茶道の名工名鑑にも掲載されるほど和の美意識と深く響き合います。ガラスという素材を通じて、確かな「間」「しずけさ」「優美さ」を持つ、その唯一の世界観で多くのコレクターを魅了しています。
HORIOKA Kosho | 堀岡 洸匠
県
京都
陶歴
スタイル
初代・堀岡洸匠の名を継ぎ、京都東山で夫婦でともに作陶されています。伝統の名跡を受け継ぎ、夫婦の感性を溶け合わせた器は、格調と温もりが同居する独自の世界観を持っています。名家の継承という重みと夫婦の手仕事という親密さが一点ごとに宿る、美しい作品を生み出されています。
KOSAKA Daiki | 小坂 大毅
県
京都
陶歴
スタイル
1988年生まれとまだ若い作家様です。中国の古いやきもの、古染付を師として、古いもののようでもありながら、新たに再構築した作品を作っています。侘びた風情の生地の上に染付・色絵で絵付を施されています。
KUROKI Taira | 黒木 泰等
県
京都
陶歴
スタイル
彫刻を学んだ後に陶芸へ転じた異色の経歴をお持ちです。作られる器は、立体造形家の感覚を宿しています。京都市の隣、緑豊かな亀岡で織部・飴釉・灰釉を用いています。「その場の空気が少し上品で華やいだり、使われる時のイメージを大切に、手に取ったとき軽く扱いやすく、それでいて心があたたかくなるもの」を目指すと作家自身が語る通り、繊細でありながら気負いのない品がある作品を作られています。
MIYATA Masaki | 宮田 真幸
県
京都
陶歴
スタイル
五代目中村東洸の志野・織部・黄瀬戸といった桃山陶への深い探求に触れ、その系譜を受け継いで京都五条坂で作陶を続ける七代目。桃山陶は美濃・瀬戸で生まれたが、それを注文したのは有力な茶人や権力者でした。その京都の地で先人への想いを受け継いでおられます。
MORISATO Tatsuo | 森里 龍生
県
京都
陶歴
スタイル
父・森里全男は走泥社の同人として現代陶芸の最前線を歩みました。その薫陶を受けた龍生は加藤巌に師事して染付磁器の本流を修め、独自に調合した呉須による深みのある発色と、流れるようなぼかしのグラデーションによって唯一無二の染付世界を切り開いています。伝統の軸を守りながらもカラフルな釉薬とスタイリッシュなフォルムが美しい作品を作られます。
NAKAMURA Rikiya | 中村 力也
県
京都
陶歴
スタイル
カナダ・バンクーバーに生まれ、2023年に京都府立陶工高等技術専門校を修了したのち、京都市左京区聖護院に工房を構える新進の若手陶芸家様です。独自の感性と日本陶芸の正統な技術教育を経て生み出される器は、伝統の文脈に縛られない自由さと丁寧な手仕事の誠実さを兼ね備えています。
NOGUCHI Shigeji | 野口 繁次
県
滋賀
陶歴
スタイル
中村東洸に師事し、のちに京都から滋賀・高島の地に窯を移されました。京都にほど近い穏やかな琵琶湖畔の自然の中で育まれた器は、清水焼の精緻な伝統を体に染み込ませながらも、大らかな土地の空気を纏っています。
SUGIE Satoshi | 杉江 智
県
京都
陶歴
スタイル
富山ガラス造形研究所で学び、コスタリカ国立大学での教授経験を経て京都に工房を構えられました。通常より金属比率を高めた独自の配合により生まれる「とろけるような艶」と圧倒的な透明感、そして優美な曲線が息づくクリスタルガラスの器が特徴的です。国際ガラス展・金沢でフィン・リンゴー賞を受賞し、各地で定期的に個展を開くほど熱狂的なコレクターを持っています。硬質な素材に宿る、水を閉じ込めたような伸びやかな美しさは、凜とした豊かさ表現されています。
TAKEMURA Shigeo | 竹村 繁男
県
京都
陶歴
スタイル
杉、葡萄や向日葵のような様々な植物を野外で焼いて灰を取り出し、それを調合して自然由来の釉薬として活用されています。灰の個性をどのように引き出し、扱うかという観点から日々作陶に専念されています。素材ごとに異なる色が窯の炎の中で現れる奥深い自然灰釉の世界は、京都山科の澄んだ空気と土地の記憶をそのまま器に封じ込めたような印象を与えてくれます。
TAKEMURA Yotaro | 竹村 陽太郎
県
京都
陶歴
スタイル
父・繁男のそばで自然灰釉の世界に触れながら育ち、その土台の上に自身の感性を重ねた陽太郎さんの作風は、鮮やかな色彩と幾何学的な文様が特徴的です。顔料を素地に溶け込ませる「釉泥彩」という独自技法を軸に、トルコブルーや碧(へき)釉のグラデーションなど、父の自然釉とは対照的な、現代的で明快な美しさを器に込めています。父が大地から引き出す色と、陽太郎さんが生み出す色。同じ窯から生まれる二つの世界が、大日窯の豊かさを形づくっています。












